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つい数年前、「そんなことができたらいいなあ」と話していた夢のような技術が、いまや現実となっています。
担当者会議の音声をAIが解析し、ケアプランへ自動的に転記するサービスが登場したそうな。
話し合いの内容を整理し、必要な情報を抜き出して記録する。そんな業務が劇的に効率化される時代が到来しています。
でも、AIにはまだ難しいこともあります。
たとえば、利用者さんが「昨日の晩ごはん、何だったっけ?」と聞いてきたとします。AIは「該当するデータはありません」と正直に答えるかもしれませんが、ケアマネは違います。「うーん、お魚でしたっけ?焼き魚の話、されていましたよね?」と、それらしく話を合わせる柔軟さがあります。
「私、何歳だったかしら?」という問いにも、AIは正確に答えますが、ケアマネは「まだまだお若いですよ!」と笑顔でフォローするものです。こういう“ちょっとした心配り”は、AIにはまだ真似できません。
AIが進化しても、ケアの現場には「人間ならではのセンスと温かさ」が必要です。こればかりは、ケアマネの腕の見せどころですね。(林哲也)